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No Speed, No Business. » 人月 計算のパラドクス

人月 計算のパラドクス

ご存知の方も多いかと思いますが、IT業界には、人月計算というのがあります。

簡単に言うと、ある仕事案件を何人で何カ月かかるか、という計算です。10人で6カ月かかるとした場合は60人月となります。そして、一人当たりの単価を掛けて。+αしたものが見積り金額になります。この案件を5人で3カ月でできる会社は15人月+αが見積金額となります。おかしいと思いませんか?

仕事が遅い方が金額が高くなるのです。

人月計算とはもともと労働集約型の産業で作られたものです。しかし、IT産業は知識集約型の産業です。1人で10人力どころか100人力のエンジニアもいたりします。その知識集約型の産業で本来、人月計算は合わないのです。

ハイレベルの技術スキルには高い報酬があって当然だと思います。しかし、システム発注者の方々に覚えておいて頂きたい、また、気を付けてほしい点は、

仕事の分母には必ず「時間」がくる

ということです。時間ばかりかかって金額が高い場合は技術的なスキルに問題があると考えてみるのもいいかと思います。ハイレベルの技術スキルを持った人間の仕事は驚くほど速いのが通例です。

よく、テストに時間とコストがかかりどうしてもこの金額に・・・などというところもありますが。

テストを行うのは品質を上げる手段の一つであり、目的ではありません。

お客様は高品質を望んでいるのであって、テストをすることを望んでいるのではありません。テストを行わなくても、品質が保たれるのであれば、問題はありません(ただ、上司にテストはしなかったのか?!などと言われるとこはあるかもしれません・・・)。

「高いのであれば高品質で安心」という既成概念は捨てた方がいいかもしれません。

開発速度が遅いと自動的に高くなりますので。

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